昭和の日本――社会に反発し、自分らしさを貫こうとした若者たちがいた。彼らは夜の街を駆け抜ける「暴走族」となり、鋼鉄のマシンに思いのすべてを乗せて走った。
そんな彼らが愛したのは、単なるバイクではない。**自分の生き方を象徴する「一台」**だった。
今回は、そんな昭和の暴走族たちに熱烈に支持された、名車10台を厳選。それぞれの改造ポイントや特徴を、写真とともに振り返ります。
①【ササイ X40FX(カワサキ Z400FXベース)】
「族車といえばFX」と言われるほど、Z400FXは伝説の一台。この赤い車体に白いロングシート、高めのテール――改造バイクの王道スタイルであり、まさに“昭和族車の教科書”。

②【ヤマハ XJ400RSS カスタム】
紫×白のカラーリングが強烈なインパクトを放つ一台。小型のビキニカウルと低く構えたポジションで、登場シーンからして異彩を放つ。見た目も走りも派手にキメたい派にはたまらない。

③【ホンダ CBX400F 改・赤銀仕様】
昭和後期の暴走族にとってCBX400Fは“バイブル”的存在。この赤×銀カラーにショートカウル、直管マフラー、旗立てまで完備された一台は、まさにリーダー格が乗るべき仕様。

④【スズキ GX400FT カスタム】
群青と黒の重厚なカラーが渋い一台。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください